歌唱力
技術:★★★★☆☆☆
個性:★★★★★★★
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委員会コメント
ジョンの歌唱力は高い。
しかし、それはスタジオ音源での話だ。
海外でもジョンの声の衰えが2005年辺りから囁かれ続けていますが、実際の所ジョンの声の劣化は1980年代後半から既に始まっていたと思うんですよね。
Bon Joviは素晴らしいバンドですが、実際には歌えない声域を駆使した曲を作ってしまうところが問題で、当然ライブでは歌いこなせずフェイクしまくりだわ、客に歌わせるわ、そして口パクも多かった。まぁ、それでもジョンはライブパフォーマンスが優れているのでカッコ良かったんですけどね。
YouTubeのライブ映像で珍しくジョンの歌唱が絶好調のものがあって『やればできるじゃんジョン!』とテンション上がってコメント欄を見ると、
『オレこのライブに行ったけど、ジョンはこんなに歌えてなかったよ。実際にはリッチー・サンボラの声しか聴こえなかったし。』
と、映像の手直しが暴露されていた時はコント並みにズッコケちゃいましたよ。(^^;
もちろん真偽は定かではないですが、ジョンの場合その可能性が十分あり得るので・・・
かの名曲『Livin' on a prayer』なんかライブで転調後をまともに歌えたことはただの一度も無いですからね。ぶっちゃけ転調前ですら無理がある感じですし。
実際、この曲が発売された1986年は声が良く出ていた方にも拘わらず、それでも客にマイクを向けて歌わせてますしね。ある意味潔いw
まぁ、この頃には既にライブの連続で声帯を傷めてしまっているようなので仕方ない部分もあるのですが・・・。
と、まぁ、色々と辛辣な事を書いてしまいましたが、筆者はBon Joviが大好きですし、自分的には黒歴史なのですが、以前に六本木のとあるライブバーで歌っていた時には、お客さんからBon Joviの曲をリクエストされる事も多かったのでよく歌ってました。もちろんジョンのような素晴らしい歌声は持っていませんから曲の雰囲気出すだけで大変でしたけどね。(^^;
そして『Livin' on a prayer』の最後のリフレインがボーカリストにとってどれだけ拷問なのかも痛い程理解しています。(^^;
実際の所、現在の様にイヤモニも無い時代に大きなライブ会場であの曲を歌いきる事はかなり難しかった事と思います。
とは言え、ジョンは中高音くらいまでなら比較的安定した歌唱ができる実力を持っています。
そして、何と言ってもあの声質ですよ。
中音~高音でのあのハンパ無いしゃがれ具合の攻撃的な歌声が本当にあり得ないレベルでカッコいいし、かと思えば低音では歌詞と同じくらいに甘~い歌声で、もう『Always』なんて珠玉のバラードですよね。
しかし、ジョンもめっきり歳をとりましたね。白髪満開。
正直、もう声も全然出てない状態ですが、それでも観たいと思わせるのは、やはりジョンが素晴らしいボーカリストだからなんですよね。カリスマ性はハンパ無いです。
ジョンは生きながらにしてレジェンドなボーカリストですね。
↓若い委員メンバー達にはこっちより『It's My Life』の方が人気なのですが、いやいやそれは間違ってますよね~。