歌唱力
技術：★★★★★★☆
個性：★★★★★★★
↓判定基準についてはこちらをご参照ください。
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音楽的バックグラウンド
日本で国民的なバンドで真っ先に頭に浮かぶのは『サザンオールスターズ』と言って否定する人はそうはいないだろう。
しかし、そんなバンドですら低迷期が度々存在するのだから音楽で食って行くというのは本当に大変な事なのだと改めて思いますよね。
サザンのデビュー当時は完全に色物扱いで、一時期ドリフターズの高木ブーが脱退を考えていた時には、いかりや長介が桑田を代役としてスカウトに来たほどだ。本気で。
詳しい経緯は不明だが、とりあえず高木が考えを改めてくれた事に日本国民として感謝しなければならない。ありがとうブー。
桑田の音楽のバックグラウンドは幅広く、とりあえず音楽と言う音楽を何でも丸呑みし吸収してきたそうだ。
元々は姉の影響で洋楽を聴き始めビートルズ（特に ポール・マッカートニー）、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、アラン・トゥーサン からの影響が大きい。
この中で桑田の歌唱スタイルにもっとも影響を与えたのはクラプトンだ。しかし筆者個人的にはC.C.Rのジョン・フォガティを推しておきたい。カリフォルニア生まれでありながら南部訛りの英語でふがふがと歌う『何言ってるのか分からない』感じが常々似ていると思っていた。
今回の判定会議で知ったのだが、桑田はC.C.Rのカヴァーも行っているので更に可能性が高まった。しかし良くそれを日本語詞そして自分のスタイルまで落とし込んだものだ。この辺の器用さも桑田のボーカリストとしての才能のひとつであろう。
歌唱スタイル
あのしゃがれた歌声、そして一見ふざけているような歌い方と歌詞で誤解されやすいのですが、桑田の歌唱力は相当高いです。ピッチはたまに不安定になりますが基本的には良く、また表現力は超一流です。
世間一般に桑田のモノマネをする人は大勢いますが、それほど個性的で特徴があるボーカリストだという事です。これはアーティストとして最も重要な事だ。
委員会コメント
桑田は学生時代にウォッカでうがいしてその歌声を生み出したという話がありますが、本当でしょうかね。相当喉に悪いと思うのですが・・・昔の歌手ではけっこういるそうですが、ボイストレーナーである筆者としては決してオススメしませんけどね。
特に歌手を目指す皆さんはモノマネ程度なら良いですが『ウォッカうがい』だけは真似しないようにして下さいね！
