歌唱力
技術:★★★★★★★
個性:★★★★★★★
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委員会コメント
ウルトラセブンの主題歌の3番目の『セブ~ン』の尾・・・いや、和製トム・ジョーンズの最高峰の尾崎紀世彦。もう声質がバケモノですね。
声区はバリトンなので高音は強くないのですが、それでもあれ程の太さでストレートに声を出せる日本人は彼以降いまだ出ていないのではないでしょうか。
まぁ、昨今のJPOPで尾崎のような発声スタイルの歌手がいないので出て来ようもないのですが・・・。
声量豊かに歌いあげるのが尾崎のスタイルだが、それは表向きで実はハワイアンやカントリーが大好きで繊細な歌唱も得意なのだ。
ちなみに、ソロデビュー以前に在籍していたのはカントリーバンドで、ギターは寺内タケシ、ベースにはいかりや長介という豪華なメンバーであった。
昭和時代は歌唱力の高い歌手が多かったが英語曲を尾崎ほどしっかり自分のスタイルに落とし込み歌いこなせていた者はいなかった。これは尾崎の英語が綺麗な事もあるが、何よりもしっかりと喉が開かれ良く響く歌声は本当に日本人離れしており別格だった。これは彼がイギリス人の祖父を持つクォーターである影響も少なくないであろう。
端正な顔立ちではあるが一見シリアスな顔つきから強面と思われる事もあるが、実はとても気さくでユーモアがありコンサートでは加藤茶のモノマネ を披露するほどだ。しかもかなりレベルが高い。(笑)
YouTubeで観る事ができますので要チェックです!
残念ながら2012年に癌で亡くなってしまったが、尾崎紀世彦は歌唱力の高さでいまだに語り継がれる本物の中の本物の歌手である。