歌唱力
技術:★★★★★☆☆
個性:★★★★★★★
↓判定基準についてはこちらをご参照ください。
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音楽的バックグラウンド
ある時は『アニメソング御三家』のひとり、またある時は『アニメソング四天王』のひとり、そしてまたある時は『アニメソング界の帝王』そしてその正体は・・・
アニキこと『水木一郎』でございます~。
水木の音楽的バックグラウンドだが、生家がレコード店を営んでおり、母親がジャズ好きだったため生まれた時からジャズを聴かされて育った。2歳の時にはデタラメながらBing Crosbyの『White Chrsmas』を口ずさんでいたとかいないとか・・・いや口ずさんでたらしいっすよ。すごいですね。
そして5歳頃には早くも将来は歌手になろうと漠然と考え出したそうだ。
小学生になるとアメリカン・ポップスを聴きPaul AnkaやNeil Sedaka、Elvis Presleyを知りお気に入りとなった。しかし、夏休みにたまたま見にいった落語に衝撃を受け一転落語家を目指し始めてしまう水木・・・。
今後の展開が気になりますね!果たして水木は無事落語家になれるのでしょうか!?
独学ながら真剣に落語を勉強し、老人ホームなどに慰問し落語を披露していた中学時代のある日、ついに決心しある落語家へ電話をかけ入門をお願いした。しかし、高卒でないと弟子にはなれないと言われ絶望し落語家を一気に断念する。
いや、危なかったですね。危うくアニソンの大スターが誕生しないところでした。(^^;
そしてその後ふたたび歌手を目指し始めて紆余曲折はあったが、歌謡曲の歌手になり、遂にはアニソン界の帝王まで上り詰めたというわけだ。
歌唱スタイル
水木の歌唱スタイルは歌謡曲畑で培った歌唱力をベースに独特の乾いた声でアグレッシヴに歌い上げる。その激熱な雄叫びは正直暑苦しいがソレで育ってきた世代には超堪らない。
委員会コメント
水木のアニメソングデビューに関して、こんなエピソードがある。
そもそもアニソン歌手としては、当時まだ十代前半だった堀江美都子が先行してデビューしていたのだが、その堀江と同じ先生に就いていた水木が、まだ幼い堀江のために仮歌として歌い方指南をしてあげていたそうだ。それを一緒に聞いていた堀江の付き添いのコロムビアレコードの担当が後に水木をアニソン歌手候補として推薦してくれたそうだ。その曲こそ『原始少年リュウ』である。ちなみにこのアニメのエンディングを堀江が歌っていた。
水木ほど多くの子供たちに夢を与えた歌手はいないだろう。いまだに昭和が続いていると錯覚させるほどの熱い歌心を持った本物のスーパーボーカリストだ。昭和フォーエバー!