歌唱力
技術:★★★★★☆☆
個性:★★★★★★☆
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音楽的バックグラウンド
大友は幼少のころからエルビス・プレスリー、ロッド・スチュアート、矢沢永吉(キャロル)に憧れて育ち、いつか歌手になりたいと歌の練習を熱心にしてきた。
1975年に大学に入学すると軽音楽サークルに入部した。すぐにもバンドを組んで活動したいと思っていたが、なかなかバンドメンバーが見つからず、バンドに対する熱い思いもむなしく組むことが出来なかった。
しかしサークル主催のライブで歌ってから転機が訪れる。大友の歌声を聴いたサークルのメンバーが声をかけてくれ、ついに一年越しでバンドの結成することになったのだ。このバンドこそ『HOUND DOG』である。
しかし、大友は完全に誰かが誘ってくれるのを『待つタイプ』の人なんですね。(笑)
歌唱スタイル
HOUND DOGは泥臭い。
いや、バンドサウンド自体はかなりメロディアスでキャッチーだから、やっぱりHOUND DOGを泥臭くしていたのは大友康平の歌声なのだろう。逆に言えば、それだけ影響力と存在感があるボーカリストだったのは確かだ。
しかし、現在のJ-POPでは考えられない歌声ですよね。(笑)
大友の歌唱スタイルはJ・ガイルズ・バンドのステージパフォーマンスを参考に、マイクパフォーマンスはロッド・スチュアートを真似ている。
歌声は敬愛しているミュージシャン達であるのエルビス・プレスリー、ロッド・スチュアート、矢沢永吉を強引にブレンドした感じだ。まったく洗練されていないが配合バランスは悪くない。
基本的にシャウティング唱法で歌うが、喉をしっかり開いており意外と喉に優しい発声をしている。若い頃は若々しい細いが抜けの良いシャウトであった。歳を経るごとに太く重くなってきているが、声の抜けは以前より落ちている。
ビブラートに特徴があり基本的に幅の広い通常のビブラートと更に大げさに幅を広げた疑似ビブラート(あぅあぅあぅと意図的に言う)を使い分けている。
委員会コメント
本当に色々あり現在ではバンドは大友のみの『ひとりハウンドドッグ』となってしまっている。
大友曰く『俺が歌えばHOUND DOGですから』との事だが、たとえ事実だとしても、それを望んでいたファンは誰一人いないだろう。輝いていた頃のHOUND DOGを知る者としては本当に寂しく残念である。
あのff (フォルティシモ) のオープニングのように華々しい活躍を再び見たいものです。