歌唱力
技術:★★★★★★★
個性:★★★★★★☆
↓判定基準の詳細についてはこちらをご参照ください。
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委員会コメント
恐れ多くもaikoを『音痴』とのたまう方が稀にいらっしゃるのですが、それはゴリゴリのマッチョに向かってデブと言っているくらいの暴言で、これはブルーノートという黒人音楽などでよく使われる音の理解がないために、その違和感から『音痴』と判断してしまうのでしょう。
超簡単に言うと、aikoは『外れているように聞こえる音』を意図的に曲中に使っているのです。また『音と音が喧嘩しちゃう音』も敢えて使ったりします。
これらの音をaikoの様に使いこなすのはかなりの高等技術というか、もう類まれなる才能のみがなせる業なのです。
そんな事もあり筆者のレッスンで『AIKOみたいに歌いたいんです!』という生徒さんが来るとちょっと身構えちゃいますね。
曲をなぞる程度の意味での『aikoみたい』なのか、アドリブでブルーノートをガンガン使いこなすと言う意味での『aikoみたい』では教える側としては難易度が全然違いますからね。
↓どこがブルーノートなのか探してみよう!
aikoはジャズやブルースから多大な影響を受けており、それは作曲のみではなく歌唱スタイルにも反映されている。
歌声は甘く、そしてアンニュイさがありながらも真っ直ぐな歌唱でブルーノートを含んだメロディをサラッと聴かせることができる本当に稀有な才能を持ったボーカリストだ。
これまでaikoを音痴と思っていた方は今後はぜひ『よっ!キレてる!』や『ナイスバルク!』などと声援を送ってあげましょう。
ちなみに、筆者のオススメは『そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ!』だ。
もはや何の話か分からなくなってきましたが、aikoは日本を代表する素晴らしいボーカリストです。以上!