歌唱力
技術：★★★★★★☆
個性：★★★★★★★
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委員会コメント
韓国を代表するロックシンガーのキム・ギョンホ。
あの元クリスタルキングの田中昌之（モジャモジャ頭の方）の絶頂時を彷彿とさせる程の凄まじいハイトーンを持つボーカリストで韓国音楽界の高音歌手のパイオニア的存在でもある。
世界的なハイトーンの代表曲と言えるSteelheartの『She's Gone』を当時のアジア人で彼ほど高いレベルで歌いこなせた者はいなかっただろう。正直、英語の発音は良くはないが、彼が韓国内にShe's Goneを広めた功績は大きい。また他にも様々な洋楽のカヴァーもしている。基本的にはハード・ロックやメタルなのだが、なぜか突然マイケル・ジャクソンのカヴァーもして踊っちゃったりするお茶目さん。
↓これがSteelheartの『She's Gone』です。
キムの歌唱力と発声レベルはアジア人としては突出しているが、持ち味でもあるシャウト含め発声に力みが多いため調子にムラがありピッチはじゃっかん甘めだ。しかし、その愁いのあるファルセットから激情を呼び起こすが如く突き抜ける地声感のあるヘッドボイスは本当に見事であった。
彼が本領を発揮するのはバラード曲で、またそれが上質な泣きのバラードなのです。
韓国人の繊細さや優しさ等の情が感じられる良曲がたくさんあります。
↓00:51～00:58でAメロがもうひと回しあるはずが、ドラムがミスしていきなりサビに入るも即座に気持ちを切り替えるところは流石プロ！でも『…？』と振り返るのは何度見ても笑っちゃうｗｗ
残念ながら2000年辺りから声の衰えが始まってしまい売りであったハイトーンは影をひそめてしまったが、それでも実力のあるボーカリストに変わりはない。
キム・ギョンホはアジアを代表する素晴らしい歌手イムニダ！
