歌唱力
技術:★★★★★★★
個性:★★★★★★★
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音楽的バックグラウンド
幼少時より勉強ができ、コミュニケーション能力に長けた子供であった。本人曰く『学校の勉強は簡単過ぎた』そうだ。
家系に音楽を嗜む者はいなかったがイタリアの家系であったため家では当たり前のようにオペラが流れており、自然と影響を受けた。この頃聴いたイタリアンオペラが後の彼のスタイルに活かされていると自身も語っている。
5歳の時にトランペットを習い始めると嫌々ながらもメキメキ上達する。当時はトランペットの練習よりも野球やサッカーをしたくてたまらなかったそうだ。
しかし、それでもトランペットの訓練を通し読譜や作曲の基礎をみっちりと身に付けることができた。
生涯にわたり最も愛した音楽はクラシックで、プライベートで聴く音楽はクラシックだけであり、その中でも1番がバッハでベートーヴェンが2番目に好きだった。
高校生になるとロックンロールバンドを組みトランペット、ボーカルそしてベースも担当した。このバンドは『The Vegas Kings』というバンドだったが、後に度重なるバンド名とメンバーの変更の末、あの『ELF』となる。
そして、ELFがDEEP PURPLEの前座を務めた際にリッチー・ブラックモアに目を付けられ、後に『Rainbow』に加入することとなるのだ。
歌唱スタイル
オペラの影響を強く受けた歌唱スタイルで、とにかく太い声で高音まで昇っていく。
全編にわたり歌唱はシャウティングだが繊細な歌唱も出来、ロックからバラード曲まで非常に高いレベルで歌いこなす柔軟性と表現力を持っている。
また、ピッチが非常に正確で音を外すことは本当に滅多になく、60歳を過ぎた後もキーは下げたものの、ライブでもその正確性は健在だった。正に最強且つ化け物級のボーカリストである。
委員会コメント
『ヘヴィメタ界の北島三郎』ことロニー・ジェイムス・ディオはHR/HMの最強の歌手であるにも拘わらず一切のボーカルトレーニングを受けた事がない。
これは本人曰く、生まれつきパワフルで柔軟性のある喉に加え、幼少期に習ったトランペットのブレス技術が歌う事に直結と言えるほど役だったからだそうだ。
残念ながら、2010年に胃がんによりこの世を去ったが、いまだに残念でなりません。たくさんのフォロワーを生んだ本当に素晴らしいボーカリストでした。
Rainbow加入前にロジャー・グローバーのプロデュースのアルバム『The Butterfly Ball』でDIOが歌った『Love Is All』はめっちゃカッコいいので必聴です!!
※YouTubeでも聴けますよ!