歌唱力
技術:★★★★★★★
個性:★★★★★★☆
↓判定基準の詳細についてはこちらをご参照ください。
www.3ryuvocalist.online
音楽的バックグラウンド
小学校低学年の頃は安室奈美恵に憧れる普通の女の子だったが、洋楽好きな父と姉の影響を受け徐々にR&Bやブルース、ロックを聴くようになった。
中学生では吹奏楽部に入りトロンボーンを担当し、またピアノの練習もした。この頃はソウルミュージックを愛聴しており、好きな歌手の研究も熱心に行いルーツまで辿ったり、キャロル・キングやアレサ・フランクリンの曲を耳コピして楽曲の理解も深めたりした。
高校でも吹奏楽部でトロンボーンを担当した。この頃はホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリーなどの曲を歌い込み、高校を卒業したらアメリカに歌修行に行く夢を持っていた。
そんなある日、友人が観ていた地元北海道のテレビ番組の『サビから選手権』という街角カラオケコーナーで、翌週にマライア・キャリーが課題曲である事を教えてもらい行ってみたところ、運良く抽選で歌える権利を得た福原は『恋人たちのクリスマス』を見事に歌い上げ、そしてそれが音楽関係者の目に留まりデビューする事となる。
歌唱スタイル
日本のソウルシンガーの中でも福原美穂のソウルの純度は高い。
彼女はクォーターで、幼い頃からバイリンガルであり、さらに父や姉の影響で洋楽のシャワーもたくさん浴びてきたことで、日本育ちでありながら完璧に外国人レベルの音楽性と歌唱力を養えたのだ。
しかし、どんなに歌が上手くても、この手の歌唱スタイルには日本国民は食傷気味であるし、その純度の高過ぎる黒人的歌唱は良い意味でも悪い意味でもJ-POP向きではなく、日本での人気の微妙さは当然と言える。
しかし、彼女はそもそも海外での成功を視野に入れているため、日本での成功にはさほど拘りはないと思われる。
委員会コメント
実は筆者が高校生の時、素人時代の福原美穂がテレビ番組で歌っているのをリアルタイムで観ていた。
その時は『うわー、日本人でここまで歌えるやついるんだー。俺何やってんだー』と馬鹿丸出しで勝手にライバル視というかジェラシーを抱いたのを覚えている。
しかも、デビュー後にクォーターだったと分かった時には『なんだ純ジャパじゃないじゃーん』と完全に負け犬の遠吠えをしたのも覚えている。本当に恥ずかしい限りだ。
福原美穂は日本の歌姫の頂点と言って良い歌唱力を持っている。
歌唱技術なら日本では右に出る者は現状ではそういはないだろう。
すでにSweetboxなどで海外でも活躍をしているが、今後もぜひ彼女の夢でもあるグラミー賞を狙って頑張ってほしい!