歌唱力
技術:★★★★★★☆
個性:★★★★★☆☆
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音楽的バックグラウンド
父親は木村屋総本店からのれん分けされ株式会社札幌キムラヤの社長として北海道で製パン業を営んでいた。
しかし、大黒が幼い頃は両親と祖母も総出で働いているほど忙しく、特に母はいつも疲れ切っていたそうだ。
そんな中で、3歳からピアノを習っていた大黒は、まだ小さいながらも『ママに笑ってほしい』という思いから母を励ますために歌い始めたそうだ。始めは鼻歌程度でしか歌えなかったがそれでも母が喜んでくれることが何より嬉しかったそうだ。
そして、小学生以降になると作曲もどんどんと本格的に行うようになって行った。この頃はキャンディーズが好きだったそうだ。
中学生になると中島みゆき、竹内まりや、松任谷由実そして中森明菜などを聴き、初めてバンドも組んだ。
高校でもライブ活動を積極的に行っていた。アレサ・フランクリンの『(You Make Me Feel Like) A Natural Woman』は数えきれないほど歌ってきたそうだ。
そして、19歳になるとデモテープを作りあちこちのレコード会社に送る。その後、ビーイングと契約しB'zやZARDなどのバックコーラスをしながらの長い下積みを経てデビューすることとなる。
歌唱スタイル
伸びのある高音を主軸に低音に行くほどハスキー成分が増してくる歌声も魅力だ。
普段の話声はかなりしゃがれており歴戦の勇者を思わせるが、これまでの無理を押して出してきたハイトーンと度重なるライブでかなり喉が疲弊しているのは間違いなく、更に闘病生活で2度にわたる開腹手術を行っているため、今後のケアをどうするかが彼女の歌手生活にとってクリティカルになるであろう。
高音が魅力の歌手ではあるが、この声質をどう捉えるかで評価が大きく分かれるだろう。突き抜けるような高音に魅力を感じる人もいれば、キンキンな歌声に感じる人も少なくないはずだ。
委員会コメント
デビュー当時はメディアへの露出がほとんどなかったことから『大黒摩季と言う歌手は存在しない』と話題となった大黒摩季。
華やかな歌手生活とは裏腹に、これまで常にどこか体調が悪い中で音楽活動をしており、どこにも問題が無い状態でライブをやったことがほとんどないそうだ。
長い間病と闘い続けて本格復帰を果たした大黒摩季だが、やはり以前のような活動はなかなか出来ていない。大黒は自身を”ロッカー”であると語る。ふたたびファン達をROCKさせる新曲をぜひ期待したい!