歌唱力
技術:★★★★★★☆
個性:★★★★★☆☆
↓判定基準についてはこちらをご参照ください。
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音楽的バックグラウンド
小学校時代からコーラス部に、高校ではブラスバンド部に所属しクラリネットと指揮を担当していた。このブラスバンド部では東京都の吹奏楽コンクールで優勝も経験している。
映画『ビルマの竪琴』に感動し、映画監督を目指すべく日本大学芸術学部の映画学科に入学するが後に音楽学科作曲科に編入した。
大学に入ると友人とモダンジャズバンドを組みテナーサックスも始めた。そしてなんと、その後半年ほどでプロになりクラブのジャズバンドとして演奏をしていた。そこで昭和38年にジャッキー吉川にスカウトされブルーコメッツに入ることとなる。ちなみに、それにより大学は中途退学している。
歌唱スタイル
井上の声は男らしく太いが清涼感を感じさせる稀有な声質をしています。また繊細に語り掛けるような歌唱も得意としています。基本的に喉をしっかりと開いているため低音から高音まで太い声のまま歌い上げることができ、高音でシャウト気味な発声をする事がありますが、これも喉を開いているため自然に声が抜けていくタイプのシャウトで喉に負担が少ない発声です。またジャズ畑出身だけあってリズム感も抜群のボーカリストです。
委員会コメント
井上大輔・・・なんで自殺なんかしてしまったんだ!
筆者は今まで井上の事を知っているつもりでいたが、今回の判定会議で彼の事を半分も知らなかった事に気付いた。
そもそも筆者にとって井上大輔は『映画版ガンダムの歌の人』だった。リアルタイムの世代では無いがガンダムには夢中になった。
しかし、彼はそれ以前から超有名であって、あのグループサウンズの『ブルーコメッツの人』だったのだ。ビートルズ来日時に前座もしているほどのバンドだ!
名曲『ブルー・シャトー』などは懐かしの名曲的なテレビ番組で何度も聴いた事があったが、まさかその歌手でもあり作曲者でもあったなんて今まで気付かなかった。
更に会議資料で彼の作曲した作品の数々を知ったのだが、本当にとんでもなく凄い人なのだと改めて思った。
本当に名曲が多い。以下に彼の作曲した作品の一部をご紹介しよう。
井上大輔 映画版ガンダム『哀・戦士』『めぐりあい』
コカ・コーラCM『I FEEL COKE』
大友裕子、葛城ユキ『ボヘミアン」
郷ひろみ『2億4千万の瞳』
沢田研二『きめてやる今夜』
シブがき隊『NAI・NAI 16』『100%…SOかもね!』『ZIG ZAG セブンティーン』
フィンガー5『学園天国』
ラッツ&スター『ランナウェイ』『街角トワイライト』『め組ひと』
上述の曲は本当にほんの一部だが、この記事を読んでくださっている皆さんなら知っている曲はひとつやふたつでは済まないのではないでしょうか?
これだけ有名な曲を作曲しているなんて、本当に『天才』と言っても差し支えないですよね。
本当に惜しい人を亡くしました。井上さん良い歌をたくさんありがとう!!!
I wanna get back where you were!! (T_T)