歌唱力
技術:★★★★★★★
個性:★★★★★★★
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音楽的バックグラウンド
幼少の頃はピアノとバレエをやっており、必然的にクラシック音楽を浴びるように聴いていた。また父親及び母親の影響で歌謡曲では五輪真弓、ペドロ&カプリシャスや来生たかお、寺尾聡、そしてザ・ピーナッツなどもお気に入りだった。また洋楽ではBilly Joelや黒人女性のジャズボーカリストなども好んでいた。
中学生になると4つ年上の兄で現在は歌手でもある椎名順平の影響によりブラックミュージックに傾倒しかなり強い影響を受け、中でもTony! Toni! Tone!は中学生の時に聴いて以来一番影響を受けたミュージシャンだそうだ。
エレキギターを中学3年生から始め独学で習得するとすぐにバンドを組み、高校生になるとなんと8つもバンドを掛け持ちしていたそうだ。しかもドラムやベースなども担当していた。(いつ習得したんですかねぇ?)
そして、高校2年生の時にヤマハのコンテストに出場し実力を認められ、その数年後の19歳の時にデビューとなるのだ。
歌唱スタイル
椎名林檎は音楽性を抜きにし歌唱力だけでも超一流だ。抜けの良い声質で『ッパーン』と耳に鋭く刺さって来る。鋭いが心地よくもある。
Jazzyで妖艶な危なさ溢れる歌声をベースとし低音では唸り、高音での抜けの良いファルセット。とにかく表現の幅がとても広くてピッチも良く、また絶妙なリズム感を持っている。
歌唱スタイルは何人かの海外の女性アーティストの影響が顕著に感じられるが、モノマネレベルでなくしっかりと自分流に昇華している。
委員会コメント
筆者は昨世紀末前後の数年間を海外で過ごし2000年半ばに日本に帰国した。
帰りの飛行機内で観た音楽番組ではサザンの『TSUNAMI』、福山雅治の『桜坂』そして小柳ゆきの『愛情』が繰り返しかかっていた。当時の日本のミュージックシーンの変化をその狭い機内だけで把握しようとしていたのだが『代り映えないな』というのが正直な感想だった。(なんか偉そうw)
が、帰国数日にして凄まじいまでのKOパンチを食らう。
『HOTな女性看護師がパンチでガラス割っとる!』
既に前年に発売されていた『本能』に遅ればせながらしてやられたのだ。
それが『椎名林檎』との出会いだった。スーパーセクスィー!!
当時、彼女は既に当然のごとく音楽シーンに君臨しており、それを知らなかったのは自分くらいだっただろう。洗礼が遅れた筆者だったが遅ればせながら『グレッチで女性を殴る会』への仲間入りを果たしたのだった・・・と、勢いに任せて書いてしまいましたが、実際には特にファンになった訳ではなかったのですが、傍から見ても才能あふれる素晴らしいシンガーだと常々思っていました。容姿もちょっと禍々しいというか危うい感じがより彼女と演奏を引き立ててますよね。
明らかに椎名林檎のフォロワーと思われる女性シンガーは数知れないが、どれも比較にならないような劣化版でしかない。椎名林檎は絶対的な存在でありオンリーワンのボーカリストです。