ボーカル☆レーダー

あの歌手は歌が上手いの? プロ歌手の歌唱力が分かるサイト

歌唱力 of 影山ヒロノブ(JAM Project他)

 

歌唱力

技術:★★★★★☆☆

f:id:sanryuvocalist:20190116223716p:plain


個性:★★★★★★☆

f:id:sanryuvocalist:20190116223623p:plain


↓判定基準の詳細についてはこちらをご参照ください。
www.3ryuvocalist.online

 

 

委員会コメント

JAM Projectの長老こと影山ヒロノブ。

筆者が影山を知った頃は既にアニソン歌手として活躍していましたが、昔を知る方々にとってはレイジーのミッシェルの愛称の方がしっくりくるのでしょうか。

 

1977年2月、まだ高校生であった影山らが出演した朝日放送の『ハロー・ヤング』をYouTubeで観られますが、Deep Purpleの『Burn』をそれはもうとても高校生とは思えないレベルで演奏しています。

 

正直なところ、影山にとって『Burn』は適正キーではないため喉を絞めた発声でなんとか声が届いているという状態でしたが、そうは言っても、当時の日本人、しかも高校生が超難曲の『Burn』を最後まで歌いきれるだけでも十分にスゴい事でした。

 

『ハロー・ヤング』でかまやつひろしにいたく気に入られたハードロックバンドのレイジーは約半年後の1977年7月、制作側の意向もあり、嫌々ではありながらもアイドル路線でのデビューを飾る。

 

ポップグループとしてのレイジーは女子中学生を中心に人気を博したが、1980年のツアー『DOMESTIC TOUR IN SUMMER』で『ヘヴィー・メタル宣言』をすると、続くアルバム『宇宙船地球号』で一気にゴリゴリのハードロックバンドに転身!

影山は基本的にはチェストボイスでの歌唱が中心でハードロックを歌うには高音が弱いのですが、宇宙船地球の1曲目である『DREAMER』は必聴で、パンチある歌唱と特徴的な良い具合に乾いてザラついたハスキーボイスで存在感が増しています。

 

しかし、念願のハードロックで再スタートした矢先ではあったがメンバーの方向性の違いからレイジーは解散してしまう。そして、ほどなくして影山はレイジーでの人気を活かしソロでデビューすることになる。

転機はソロ活動4年目、いわゆる戦隊モノシリーズの『電撃戦隊チェンジマン』で特撮ソング(略して特ソン)デビューを飾ると、更にその数年後には遂にアニメ版ドラゴンボールの主題歌『CHA-LA HEAD-CHA-LA』で大ブレイクするのです。

 

影山の発声はかなり力技的な所はあるが、それが彼の味でありトレードマークにもなっている。

現在はさすがに年も取り高音の苦しさは隠せないものの強力なチェストボイスは健在で海外でも活躍している。

 影山ヒロノブ、『アニソン界のプリンス』の異名は伊達ではない素晴らしいボーカリストです!

 

筆者としては影山の曲ではアニメ『宇宙船サジタリウス』のエンディング曲の『夢光年』が一押しです。ちなみにアニメ自体も名作ですよ!

 

↓『夢光年』23:12~です。

www.youtube.com