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あの歌手は歌が上手いの? プロ歌手の歌唱力が分かるサイト

歌唱力 of 城南海

 

歌唱力

技術:★★★★★★★

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個性:★★★★★

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↓判定基準についてはこちらをご参照ください。
www.3ryuvocalist.online

 

 

音楽的バックグラウンド

城南海の音楽は2歳から習っているピアノで始まる。

奄美にいた幼少の頃は至って普通の女の子と変わらずに宇多田ヒカルや浜崎あゆみなどのJ-POPや洋楽ではAvril Lavigneを聴いていた。

奄美の子供にとっては娯楽と言えば海に行くか、カラオケに行くかくらいなもので、当時から歌が好きだった彼女は必然的にカラオケをする頻度が高かったそうだ。

 

そして転機は高校進学のために鹿児島市内に移ってからだ。

高校1年生の時に11歳違いの兄が歌うシマ唄を見て興味を持った。初めは兄がお手本だったが、徐々に『唄遊び(うたあしび)』と呼ばれる、シマ唄を歌う人が集まり”セッションを行う会”などにも参加して皆が歌うのを見様見真似でどんどん技術を吸収していく。その内、元ちとせや中孝介なども聴いて参考にしながら独学でその歌唱力を研ぎ澄ませていった。更に高校2年生になると三味線も始める。

ちなみにこの頃もJ-POPは好きで絢香などを好んで聴いていた。

 

幼少からピアノを本格的に習っていたため音感がとても良く、シマ唄は先生に習うなどせずに上達していった。その後、鹿児島市内のイベントで演奏しているところをスカウトされることとなる。このスカウトマンも運が良かったですよね。だって誰が見ても(聴いても)原石ではなく既にダイヤモンドですもの。しかも美人だし。(笑)

しかし、本人は歌で食べていくなんてまったく考えたこともなく、高校でも音楽科でピアノ専攻だったためピアニストかピアノの先生を目指していたそうだ。しかしピアノの成績よりも歌の成績の方が良く学年でトップだったという。いやもう才能の塊ですね。

 

歌唱スタイル

 城南海を語るのにどうしても外せないのは奄美民謡の歌唱技術の『グイン』だが、彼女はそれ無しでも十分に高い歌唱力を持っている。

全声域に渡って息の抜き方と入れ方が素晴らしく、優しくもあり時には凛とした高音と艶のあるファルセットなど、その澄み切った歌声だけですでに説得力を持っている。そこにグインが『御代わり大盛で!』のごとく追加されるのだから、そりゃそんじょそこらの歌手では相手になりませんよ。現にカラオケやカバー曲のほとんどが本人越えしちゃってますしね。

 

ちなみに、テレビ東京の番組の『THEカラオケ★バトル』での歌唱は彼女の本当の歌唱スタイルではなく、採点機の攻略とバトルを勝ち抜くために敢えて普段より声を張って出していたそうだ。しかしそれが好影響をもたらし、以前よりも歌声に力強さが増したそうだ。普通なら無駄な力みに繋がって歌声に破綻などの悪影響が起こりそうなものだが、ここまでの天才になるとやる事すべてが『栄養』になってしまうようだ。(笑)

 

彼女は民謡の技術も独学で培ったほどの才能の持ち主だが、それでもJ-POPでの歌い方を掴むまでにはかなり悩んだそうだ。

初めてのレコーディングではまだグイン無しで歌っていたが、それではどうしても上手く歌えず、ディレクターと試行錯誤する内に自然とこぶしが回りだしたそうだ。その時に彼女の中でグインとJ-POPが融合し現在の歌唱スタイルが完成されたのだ。

 

委員会コメント

意外にも城南海の奄美民謡は独学で、どの流派にも属していない。そのことに劣等感を感じた時期もあったそうだが、独学だったからこそ今のJ-POPに柔軟に対応できる彼女のテクニックが生まれたのは間違いないだろう。逆を言えば、彼女の場合は独学だったからこそここまでの歌唱力を手に入れられたのだと思う。

まだヒット曲こそ無いが、それでも間違いなく城南海は日本で最高峰の歌姫だ。

 

 

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