歌唱力
技術：★★★★★★☆
個性：★★★★★☆☆
↓判定基準についてはこちらをご参照ください。
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音楽的バックグラウンド
祖父はJazzトランぺッター、父はマルチサックスプレイヤーで有名アーティスト（B'z、山下達郎、安全地帯、さだまさし等）のライブやレコーディングに参加している他、海外アーティストとの共演やカーネギーホールにも出演しているほどの大物。そして姉は自身と同様にシンガーソングライター、サックスプレイヤーである。
これほどまでのサラブレッドは本サイトではゴダイゴのタケカワユキヒデ以来だ。（ユキヒデ坊ちゃまはもっとスケール大きいけど）
平原が自身の原点と言うサックス。幼い頃から子守歌替わりに父のサックスを聴いて育った。
小学生ではピアノを習い、中学生になりサックスを始めた。
ある日、サックスでどうしても吹けないフレーズがあり父親にアドバイスを乞うたところ『サックスを置いて、フレーズを歌ってごらん』と言われ、しばらくフレーズを歌った後に試してみると、そのフレーズが吹けるようになったそうだ。そこから歌を意識するようになる。
高校は洗足学園に進学し音楽科でサックスを専攻した。そして高3の文化祭でミュージカルの『天使にラブソングを2』で歌に目覚め『Joyful Joyful』で自身の歌を初披露した。それを以前に父親がお世話になったプロデューサーが観ていてスカウトされ現在の所属レコード会社に紹介してくれたそうだ。
彼女曰く『歌に目覚めた瞬間に夢も開けた』だそうです。
なんかもう隙だらけで、どっからツッコんだらいいか分からないくらい香ばしい展開ですが、これ以上は大人の世界の話になってしまうので触れない事にしておきましょうｗ
歌唱スタイル
さて、平原綾香の歌唱力ですが、ライブなどでのピッチと歌声のトーンの不安定さはあるが総合的には高い歌唱技術を持っています。約2オクターブに渡る壮大なテーマの楽曲『JUPITER』を背伸びを感じさずに歌いこなしているのは実力のある証拠であるし、特に彼女の低音は説得力もある。しかし彼女のブレス音は好き嫌いが分かれるところだろう。
委員会コメント
名曲『JUPITER』で大成功を収めたものの、クラシック畑の一部の保守的な人間からフルボッコだった平原綾香。
やれ原曲に対する冒涜だの、歌詞が浅いだのと、そんな事言い出したらイタリア歌曲『フニクリ・フニクラ』の立場が無いですよ？鬼のパンツですからね。
しかも『10年はいてもやぶれない』とか品質はもうユニクロの比ではない。どこまでお値段以上なんだ。あ、それはニトリか・・・っていうかそもそも値段知らないや。
平原綾香のデビューは確かにクラシックの名曲を明け透けに利用した戦略ではあったが、筆者個人的にはクラシック音楽の裾野を広げる貢献をしたと言う点で十分に評価してよいかと思う。今この記事を読んで下さっている方の中にも平原綾香からクラシックに興味を持ったと言う方も少なくないのでは？と思います。
ちなみに日本ではこのJUPITERの日本語版という点では遊佐未森の方がパイオニアなのでそちらも是非聴いてみて下さい。また違った良さがあります。
